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柔心左右衛門の独言

 古武術随筆録 「柔心左右衛門の独言」


その十 相手を見よう  平成17年3月14日


初めてやるような動きや理解していない動きをやる時に
どう動いていいかわからないことはよくあります。
余裕がないので、自分がやろうとする動きに囚われ 
下を向き 自分の世界に入り自分の動きばかりみてしまうことがあります。
また、相手に対し自分が要求する動き 期待する動きのみに
注意が働き、それに反すると否定することさえあります。
自分の動きに拘るばかり 相手の欠点がよくみえてしまうのです。

見えるということは それなりの訓練をすると簡単に出来てしまうものです。
特に人の欠点ははっきりと見えてしまいます。
当然、自分の動きばかり追っていっても 相手の欠点ばかり指摘しても
稽古は成り立ちません。
稽古を成り立たせるためには 相手を見なくてはいけません。

相手を見るということは
目の前の相手 その人がどんな段階なのか。 
何をしようとしているのか。 何をしたいのか。
そして自分はどうするのか。どうするべきなのか。
これらを考えてやるということです。

目の前の相手 周囲 場 それをしっかりと見、
そうして関わることで 自分が見えてくるものと。




  



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